ロータリーとは

1.国際ロータリークラブの名称及び性格

 ロータリーは人道的な奉仕を行うため、あらゆる職業において高度の道徳水準を守ることを奨励し、かつ世界における親善と平和の確立に寄与することを目指して、事業と専門職務及び地域社会の指導者が世界的に結び合った団体である。
本組織体の名称は国際ロータリーとする。国際ロータリーは全世界のロータリー・クラブの連合体である。また、本地区は国際ロータリー第2580地区と称する。
(国際ロータリーの定款第5条、第1節 手続き要覧57ページ 2007年版)

2.国際ロータリーの使命

 ロータリー・クラブの世界的連合体である国際ロータリーの使命は、他者に奉仕し、高い倫理基準を促進し、事業と専門職務および地域社会のリーダーの間の親睦を通じて世界理解、親善、平和を推進することである
(手続き要覧57ページ 2007年版)

3.国際ロータリーの網領

 国際ロータリーの網領は、有益な事業の基礎として、奉仕の理想を鼓吹し、これを育成し、特に次の各項を鼓吹育成することにある。

  • 奉仕の機会として知り合いを広めること。
  • 事業および専門職務の道徳的水準を高めること。あらゆる有用な業務は尊重されるべきであるという認識を深めること。そしてロータリアン各自が業務を通じて社会に奉仕するために、その業務を品位あらしめること。
  • ロータリアンすべてが、その個人生活、事業生活および社会生活に常に奉仕の理想を適用すること。
  • 奉仕の理想に結ばれた、事業と専門職務に携わる人の世界的親交によって国際間の理解と親善と平和を推進すること。

(国際ロータリーの定款第4条 手続き要覧57ページ 2007年版)

4.四つのテスト(Four-Way Test)

 職業人としてのロータリアンの心構えを、ロータリーの倫理基準から具体的に記述したものが「ロータリー倫理訓」だとすれば、それをロータリアンのみならず一般の職業人にも理解できるように、簡潔かつ的確にまとめられたものが「四つのテスト」(Four-Way Test)である。「事業を反映に導くための四通りの基準」ならば、当然(Four-Way Tests)と複数形になるはずである。しかし、これが単数形であるのは、事業の反映に導くためには、四通りの基準を一つずつクリアーすればいいのではなく、四つをまとめたものを一つの基準として、そのすべてをクリアーしなければならないことを意味しています。

「四つのテスト」は、言行はこれに照らして、発言し、実行するとし、次のように述べています。

その1. 真実かどうか
その2. みんなに公平か
その3. 好意と友情を深めるか
その4. みんなのためになるかどうか

5.ロータリの誕生とその成長

 20世紀初頭のシカゴの街は、著しい社会経済の発展の陰で、商業道徳の欠如が目につくようになっていました。ちょうどそのころ、ここに事務所を構えていた青年弁護士ポール・ハリスはこの風潮に堪えかね、友人3人と語らって、お互いに信頼できる校正な取引をし、仕事上の付き合いがそのまま親友関係にまで発展するような仲間を増やしたい、という趣旨でロータリークラブという会合を考えました。1905年2月23日にシカゴロータリークラブが誕生しました。ロータリーとは集会を各自の事務所持ち回りで順番に開くことから名付けられたものです。
それから志を同じくするクラブが、次々各地に生まれ、国境を超えて、今では200以上の国と地域に広がり、ロータリークラブの数は33,855、会員の総数は1,224,384人(2010年4月30日RI公式発表)に達しています。

6.日本のロータリー

 我が国最初のロータリークラブは1920年(大正9)年10月20日に創立された東京ロータリークラブで、翌1921年4月1日に世界で855番目のクラブとして、国際ロータリーに加盟が承認されました。
日本でのロータリークラブ設立については、ポール・ハリスの片腕としてロータリーの組織を作り、海外拡大に情熱的に取り組んだ初代事務総長チェスリー・ペリーと、創立の準備に奔走した米山梅吉氏、福島喜三次氏などの先達の功を忘れることができません。
その後、日本のロータリーは、第2次世界大戦の波に洗われて、1940年に国際ロータリーから脱退します。戦後1949年3月になって、再び加盟しますが、このとき、復帰に尽力してくれたのが国際ロータリーの第3代事務総長のジョージ・ミーンズでした。
その後の日本におけるロータリーの拡大発展にはめざましいものがあります。
ロータリー財団への貢献も抜群で、国際ロータリーにおける日本の地位は不動のものになりました。日本全体でのロータリークラブの数は2,303、会員数は91,875人(2010年4月末現在)となっています。

7.沖縄分区ロータリークラブの誕生

 沖縄のロータリークラブは第2580地区に所属し、東京ロータリークラブがスポンサーとなり、瀬長良直氏の特別代表で1959年1月12日に那覇ロータリークラブが承認されました。
 また、第2580地区は、東京中央区、東京北分区、東京東分区、武蔵野分区、多摩分区、沖縄分区の6分区となっています。
 続いて、沖縄分区は、1962年5月24日には、石垣ロータリークラブ、1962年6月4日には、那覇西ロータリークラブ、1962年5月24日には、コザロータリークラブが誕生し、現在は、宮古島、宜野湾、浦添、那覇東、那覇南、名護の各ロータリークラブが誕生しました。沖縄のロータリークラブは、10クラブ、会員数は367人(2010年7月現在)となっています。
 歴史的に見ても、ロータリーとは職業倫理を重んずる実業人、専門職業人の集まりであり、その組織は地球の隅々にまで拡大されてきました。ロータリーは世界に目を向けて、幅広い奉仕活動を始めるようになりました。現在の奉仕活動は多方面にわたり、多大な貢献をなし、世界の奉仕活動の実践組織をして、大きな評価を受けています。

8.ロータリー活動と入会基準

 ロータリークラブの入会基準は、(1)職業を通して社会に貢献し続けていること。(2)職業分類と会員選考に合格したこと。(3)職業奉仕の異なる質的向上を目指していること。(4)職業や日常生活を通じて社会貢献への意欲を持っていること。等があげられる。
 ロータリーでよく用いられる言葉「奉仕の理想」(Ideal of service)は、「己に天職という使命を与えてくれた社会」又は、「己の職業を生かし続けさせてもらっている社会に感謝する」とき、その仕え方(奉仕)の基準は、個人生活、社会生活、職業生活に於いて、利己的欲求は最小限にとどめ、常に最大利他の究極を求め続けていくとする「超我の奉仕」の哲学である。奉仕活動は、企業経営活動における科学的かつ合理的な企業経営実践の方法である。
 ロータリーは会員相互の親睦と「超我の奉仕」を目標に多くの社会活動を続けてきました、その社会活動は社会ニーズに応えた活動として高い評価を受けています。
 ロータリーの四大奉仕部門は、本ロータリー・クラブの活動の哲学的及び実践的な基準であるとし、(1)クラブ奉仕 (2)職業奉仕 (3)社会奉仕 (4)国際奉仕 について規定している。奉仕の第一部門であるクラブ奉仕は、本クラブの活動を充実させるために、クラブ内で会員が取るべき活動に関わるものである。また、職業奉仕は他の奉仕団体にないロータリー独自の奉仕理念である。
 職業奉仕の理念は「最もよく奉仕する者、最も多く報いられる」(He Profits Most Who Serves Best)をモットーとし、アーサー・フレデリック・シェルドンが提唱した職業奉仕の考え方で構築された理念である。
 すなわち、20世紀の実業家を成功に導く方法は、「利益を他人とシェアする」というサービス学を尊守することであると説いている。


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